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2025.12.17

ロゼワインの醸造方法は3種類!それぞれの特徴を解説

ワインの知識

美しいピンク色が特徴的なロゼワインは、世界的ブームになっています。

赤ワインと白ワインの中間ともいえるこのロゼワインは、どのように醸造しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

ロゼワインにはさまざまな醸造方法があり、その方法によって色合いや味わいが異なります。

本記事ではロゼワインの3つの醸造方法についてご紹介します。
それぞれどんな醸造方法でその美しい色が造りだされるのか見ていきましょう。

ロゼワインとは

ロゼワインは、フランス語で「バラ色」を意味する言葉の通り、美しいピンク色が特徴的なワインです。

近年、その魅力から人気が急上昇しており、ワイン通だけでなく、初心者の方にも親しまれています。

ロゼワインは、赤ワインと白ワインの中間的な味わいで、どちらのワインが好きな人でも楽しめるのが魅力です。

また、タンニンが少なめなので、赤ワインに比べて渋みが少なく、初心者でも飲みやすいワインといえるでしょう。

綺麗なピンク色が見えるように透明のボトルに入っていることが多く、開ける前からその色の美しさを堪能できます。

ロゼワインの醸造方法は3つある

綺麗なピンク色が特徴のロゼワイン、その色を出すためにロゼワインには様々な醸造方法があります。

醸造方法は大きくわけて以下の3つです。

  • セニエ法
  • 直接圧搾法
  • 混醸法

それぞれ詳しく紹介します。

セニエ法

セニエ法は、ロゼワインで一番よく用いられる醸造方法です。

「セニエ」とはフランス語で「血抜き」を意味する言葉で、果皮に浸した状態から果汁を抜き取ることから、その名がつけられました。
セニエ法の醸造工程は、黒ブドウの果実や皮、種を果汁と一緒にタンクの中で8〜48時間漬けこむ工程(マセラシオン)を行い、ブドウの果実と皮の色素を果汁に付けます。

マセラシオンとは、果皮や種に含まれる色素や風味成分を果汁に抽出する大切な過程です。

このマセラシオンにおける時間が長いほどワインの色と風味が濃くなり、ワインの色合いが変化します。

ブドウの果汁が軽く色づいたら、果汁をタンクから抜きとり、抜き取った果汁のみを引き続き醗酵させていきます。

直接圧搾法

直接圧搾法は、黒ブドウを圧搾して果汁を取り出し、その果汁を発酵させて作る方法です。

醸造方法は、収穫から破砕まではセニエ法と同じですが、破砕してすぐに潰した果実をさらにプレスしてブドウの果汁を絞りだしていきます。

その後、絞りだした果汁のみを発酵させ、絞った際にわずかに抽出される色素によって色を付けていきます。

セニエ法のようにブドウの皮を浸して色素を抽出したものよりも淡い色合いのロゼワインとなります。

プレスの圧力でしか色素とタンニンが抽出されないため、セニエ法に比べると薄いピンク色になることが多くタンニンは少なめです。

混醸法

混醸法は発酵前の黒ブドウと白ブドウを一定の割合で混ぜ、セニエ法の様に発酵させる方法です。                                 

まず、白ブドウと黒ブドウを皮が付いたままタンクに入れ、発酵させて浸漬(マセラシオン)させます。

その後、赤い色素が黒ブドウの皮から果汁に溶け出し色がついていきます。

混醸法で造られたワインは、黒ブドウの皮の色素が白ブドウの皮の色素で薄められるため、比較的薄いピンク色をしているのが特徴です。

中には、赤ワインと白ワインと混ぜることを混醸法と混同する方もいますが、正しくは「発酵前の果実の段階で醸造を行うこと」になります。

ロゼワインは赤ワインと白ワインを混ぜてもできるか?

実際にロゼワインは、赤ワインと白ワインを混ぜたような色味ではありますが、赤ワインと白ワインを混ぜて造ることはEUの規定で禁止されています。

例外として、フランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインは白ワインに少量の赤ワインを混ぜて造るアッサンブラージュ(ブレンド)法が適用されています。

このブレンド法は、白ワインに赤ワインを少量混ぜてロゼワインを造るという一番シンプルな方法です。

ロゼワインの色のバリエーションが多いのはなぜ?

ロゼワインの色が様々なバリエーションを持つ理由は、使用するブドウの品種や醸造方法などの要素が複雑に絡み合っているためです。

ブドウの品種による色の違いは、以下の通りです。

    品種の傾向      特徴    ブドウの品種
皮の色素が濃い品種皮の色素が抽出されやすく、濃い色合いになるピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨンなど
皮の色素が薄い品種皮の色素が抽出されにくいため、淡い色合いになりやすいピノ・グリ、シャルドネなど

また、醸造方法による色の違いは、以下の通りです。

        醸造方法         特徴
直接圧搾法ブドウの果実や皮との接触時間が短いため、淡い色合いのロゼワインになりやすい
セニエ法色素と風味が十分に抽出された時点で果汁を取り出すため、比較的濃い色合いのロゼワインになる

ロゼワインは、上記のように様々な条件が異なることで、味だけでなく多彩な色合いが楽しめます。

醸造方法によって異なるロゼワインのニュアンスを楽しんで

ロゼワインは、赤ワインと白ワインの両方の特徴を兼ね備えた魅力的なワインです。

ロゼワインの主な製法は、セニエ法・直接圧搾法・混醸法の3つであり、味わいは、3種類のそれぞれの製法によって大きく異なります。

同じロゼワインでも製造方法によって、ワインの色合いや味わいも変わってくるユニークさも持ち合わせています。

ぜひ、製造方法によって異なるロゼワインのニュアンスを楽しみながら飲み比べてはいかがでしょうか。

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