ワインは長く保存すればするほど美味しくなりそうなイメージがあります。
しかし一概にはそう言い切れないのが実情です。ワインの開封前と開封後では保存期間が異なるほか、種類によっても適切な保存期間は変わってきます。
赤や白、ロゼなどのワインの、おいしく飲める保存期間はどのくらいでしょうか。
また、ワインの美味しさを保つためには、どんな保存方法が適切なのでしょうか。
この記事では、美味しくワインが飲める保存期間や保存方法について、種類別に詳しく解説します。
ワインの保存期間は開封前と開封後で違う
一般的にワインには賞味期限が明記されていません。
ワインに含まれるタンニンやアルコール、糖分の割合によって美味しく飲める期間は異なります。
総括すると、アルコールや糖分が高いほど保存期間は長くなるといわれています。
しかしどんなに長く見積もっても、開封後のワインは数日以内に飲み切らないと風味を損ねてしまうので、開封後は注意が必要です。
ワインの保存期間は、開封前と開封後では違うということを覚えておきましょう。
ワインの種類によって保存期間が異なる

長く保存すればするほどおいしくなるというイメージがあるワイン。
ワインの種類によって、適切な保存期間は異なります。
それぞれのワインの最高の美味しさを楽しむために、種類別の保存期間を覚えておくと便利です。
| ワインの種類 | 一般的な保存期間 |
| 赤 | 2~3年 |
| 白 | 1~2年 |
| ロゼ | 1~2年 |
| スパークリング | 1~2年 |
これはあくまで一般論で、赤ワインの中には10年単位で保存できるものもあります。
一方で早めに消費したほうが美味しく飲めるタイプもあり、それぞれのワインに合った保存期間を知る必要があります。
白ワインやスパークリングワインにはなるべく早く飲んだ方が美味しいタイプが多く、こちらもケースバイケースです。
保存期間を過ぎるとどうなるのか
熟成を経て品質が向上するワインはたくさんありますが、すべてのワインにこの法則が当てはまるわけではありません。
美味しく飲める保存期間を過ぎたワインは、どのように変化するのでしょうか。
まず保存期間を過ぎてしまったワインは、風味が抜けると同時に、徐々に味わいそのものが劣化していきます。
また、ワインが濁ったり、ときにはお酢のような酸味を持つこともあります。
保存期間を過ぎてしまったワインから不快な臭いや風味を感じた場合は、飲まないのが無難です。
未開封ワインを保存するポイント
美味しく飲める保存期間にあっても、正しく保存されていなくてはせっかくのワインも台無しになってしまいます。
ここでは、未開封のワインを上手に保存するポイントを解説します。
保存時の温度や湿度に気を付ける
ワイン保存時にもっとも気をつけなくてはいけないのが、「湿度」と「温度」です。
ワインを美味しく保つ湿度と温度を覚えておきましょう。
湿度 70~80%
温度 12~16度(温度変化がない場所が理想的)
基本的にワインは、低温高湿の場所で保管します。
乾燥した場所に保管すると、コルクがひび割れてワインの酸化が進んでしまう可能性があるためです。
周囲に強い匂いを発するものがないことも、ワインの保存には重要なポイントです。
寝かせて保存する
ワインセラーを想像すれば一目瞭然ですが、ワインは寝かせて保存するのが基本です。
寝かせることでコルクは常に湿った状態になり、乾燥によるひび割れなどを防げます。
コルクのひびから空気が入るとワインの酸化が進み劣化してしまうため、横向きに寝かせて保存するようにしましょう。
振動を与えない
ワインの美味しさは粒子間の安定も重要です。
振動を与えることで粒子間のバランスが崩れ、ワインの美味しさがキープできなくなることもあります。ワインは安定した場所で保管して、振動を与えないようにしましょう。
開封後はなるべく早めにワインを飲もう

開封後のワインは、空気に触れることで酸化が進みます。
時間とともに美味しさや風味が失われていくため、なるべく早めに飲み切るのがおすすめです。
もし、飲み切れずにワインが残ってしまった場合は、コルクでしっかり栓をして、立てて保存しましょう。
専用ストッパーや真空ポンプを使うという手もあります。
また、ワインは残量が少ないほど劣化が早いことも覚えておきましょう。
開封後の赤ワインなら3日前後、白ワインは2日、ロゼやスパークリングワインは1日で飲み切るのが理想的です。
まとめ:保存期間をきちんと知って、ワインの魅力をキープしよう
ワインには種類によってふさわしい保存期間があります。
保存期間をきちんと守って飲むことで、ワインの魅力をキープし、最高の美味しさを堪能できます。
またワインの保存期間中は、正しく保存するのも大事なポイントです。ワインが劣化しないよう、最適な環境で保存するようにしましょう。
開封後のワインはなるべく早く飲み切る努力を忘れてはいけません。
ワインの美味しさを最後の一滴まで味わうためにも、保存期間を守ることはとても重要です。
参考文献
https://www.enoteca.co.jp/article/archives/593/
https://www.enoteca.co.jp/article/archives/20221208141342054/
https://terradawine.com/column/winecolumn/839/#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AF%E9%96%8B%E5%B0%81%E5%BE%8C%E3%81%AB%E9%85%B8%E5%8C%96,%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E8%89%AF%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82