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2026.04.22

チリのワインについて知りたい!特徴や主な産地について解説

ワインの知識

チリのワインは手頃な価格で買えるので、味も普通なのではないかと思っていませんか。

味を想像できず、よく知っている産地のワインを選んでしまう人もいるでしょう。

この記事では、チリのワインの特徴や産地、製法について解説します。

チリのワインは、価格と味の良いところを兼ね備えたコスパの良いワインです。

代表作も紹介するので、ぜひチリのワインを堪能してみてください。

チリのワインの特徴

チリのワインの特徴は、以下の2つです。

  • 果実味が濃く渋みが少ないため飲みやすい
  • 手頃な価格帯の商品が多い

チリの中央部に位置する主要なワイン産地は地中海型気候なので、ブドウ栽培に理想的な環境です。

降水量が年間平均300mmと少なく雨による被害や病気の影響を受けにくいため、安定的に糖度の高いブドウを栽培できます。

日本とチリは2007年にEPAを結び輸出入にかかる関税を徐々に引き下げ、2019年4月にはワインの関税が0%となりました。

チリのワインの主な産地

チリのワインの主な生産地は以下の3つです。

  • バレー・セントラル
  • アコンカグア・ヴァレー
  • カサブランカ・ヴァレー

産地ごとの特徴を知っておくと、好みのワインを選びやすくなります。

バレー・セントラル

チリのワイン産業の心臓部とも言えるバレー・セントラルは、多くのサブリージョンに分かれています。
以下は、代表的なサブリージョンの例です。

  • マイポ・ヴァレー
  • ラペル・ヴァレー
  • コルチャグア・ヴァレー
  • クリコ・ヴァレー

日中の強い日差しと夜のアンデス山脈からの冷気により1日の寒暖差が大きいため、高品質なブドウが栽培できます。
特に、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの赤ワイン用ブドウの栽培に適しています。

アコンカグア・ヴァレー

アコンカグア・ヴァレーは首都サンティアゴの北に位置し、暑く乾燥した気候が特徴です。
アンデス山脈から太平洋へと流れるアコンカグア川に沿って、ブドウ畑が広がっています。

アコンカグア・ヴァレーは特にカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーの栽培に適しており、フルボディで力強いワインが生産されています。

カサブランカ・ヴァレー

サンティアゴの西に位置するカサブランカ・ヴァレーの気候は、太平洋からの冷たい海風の影響により冷涼です。
海風によって起こる霧は朝の気温を下げるため、日中との寒暖差が大きくなります。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどの白ワイン用ブドウ栽培に最適で、フレッシュで芳醇な白ワインが生産されています。

チリのワインの製法

チリのワインは、以下の手順で作られます。

  • 収穫
  • 圧搾と発酵
  • 熟成
  • 澄ましとボトリング

製法と代表作を知れば、チリのワインをより身近に感じられるようになるでしょう。

収穫

チリでは一般的に2月から5月にかけてブドウを収穫しますが、産地によって気候が異なるため地域やブドウ品種によって収穫時期が異なる場合もあります。

ブドウの収穫方法は大きなトラクターを使い短時間で収穫できる機械収穫と、ブドウを確認しながら人の手で収穫する手摘み収穫があります。
チリではブドウの熟度を最適に保つため、手摘み収穫が行われる場合が多いです。

圧搾と発酵

圧搾と発酵は、赤ワインか白ワインのどちらを作るかによって順番が変わります。

赤ワインの場合、ブドウを丸ごと発酵させ、果皮から色素とタンニンを果汁に移す工程が必要です。
発酵後に発酵槽の下部から果汁を抜き取り、残りを圧縮機にかけて搾り取ります。

白ワインの場合はブドウを圧搾して果皮を取り除き、果汁だけを発酵させます。

発酵は温度制御されたステンレススチールタンクで行う場合が多いですが、一部の高品質ワインや伝統的なスタイルのワインではオーク樽が使用されています。

熟成

ワインの熟成方法は種類によって異なります。

赤ワインは樽由来の香りを加えることで味わいに複雑さを出すため、オーク樽で熟成されることが多いです。
白ワインや一部の赤ワインの熟成では酸化を防いでフレッシュな味わいを保てるよう、ステンレススチールタンクが使われます。

熟成期間はワインによって異なり、数か月から数年以上と幅があります。

澄ましとボトリング

熟成後、ワインの不純物を取り除くために澄まし処理(清澄やろ過)をします。
澄まし処理で複雑な味わいが失われると考える生産者もおり、あえて澄まし処理をしないワインもあります。

澄まし処理後にボトル詰めすると、ワインは完成です。
フルーティーな香りをより豊かにするため、市場に出荷する前に瓶内熟成させるワインもあります。

チリを代表するブドウ品種、カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨンは、赤ワインに使われる黒ぶどうの中でも有名な品種です。
チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインは、日本では「チリカベ」という愛称で親しまれています。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、完熟しないとピーマンに似た香りをもたらす場合があります。

チリは雨量が少なく昼夜の寒暖差も大きいのでブドウ栽培に適しており、完熟したカベルネ・ソーヴィニヨンを使用したワインの製造が可能です。

チリカベはカシスやブラックベリーなどのジャムを彷彿とさせる濃厚な果実風味が強く、口当たりは大変なめらか。
渋みのもとであるタンニンがしっかり感じられるので、赤ワインの定番がお好みの方にはおすすめです。

まとめ:チリのワインはマイルドで風味豊かなワインがいっぱい!

チリのワインは手頃な価格で手に入りますが、決して「味がそこそこのワイン」ではありません。

チリはブドウの栽培に適した気候に恵まれており、マイルドで風味豊かなワインを生み出せます。
さらに、ワインの関税が撤廃されたことにより手頃な価格で手に入るので、非常にコスパの良いワインと言えるでしょう。

チリのワインは、産地や製法によって味わいがまったく異なります。
代表的なチリカベ以外のワインも味わい深いので、ぜひ自分好みのワインを探してみてください。

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