スパークリングワインは、お祝い事や特別な日の乾杯など、様々なシーンで楽しめる人気のワインです。
しかし、スパークリングワインは世界中で造られており、産地や製法によって数多くの種類が存在します。
その数の多さから、どれを選んでいいか迷う方や、「料理と合わせて選んでみたけどあまり美味しく感じられなかった」と思った方は多いのではないでしょうか。
本記事では、おすすめのスパークリングワインや選び方のコツをご紹介します。
スパークリングワインとは

スパークリングワインは、その爽快な泡立ちと豊かな風味で、甘口から辛口まで幅広い味わいのものがあり、白、ロゼ、赤など様々な色合いがあります。
食前酒やメインディッシュ、デザートなどの様々なシーンで楽しめることから、幅広い世代に親しまれています。
また、日本では「スパークリングワイン」が一般的ですが、イタリアでは「スプマンテ」、スペインでは「エスプモート」、ドイツでは「シャウムヴァイアン」といったように、国によって呼び方が異なります。
スパークリングワインは発泡性ワイン
スパークリングワインは発泡性ワインの一種です。発泡性ワインとは、炭酸ガスを含むワインの総称で、3気圧以上のガス圧を持つものを指します。
1〜2.5気圧のものはセミスパークリングワイン(弱発泡性ワイン)と呼ばれ、1気圧以下のものはスパークリングワインとは呼びません。
スパークリングワインはきめ細やかな泡が重要とされ、泡の大きさが小さければ小さいほど一般的に高品質とされています。
パーティーやお祝いの場に最適
スパークリングワインといえば、やはり「ポンッ!」というコルクが抜ける音や、グラスに注がれるシュワシュワとした泡が印象的です。この華やかさは、パーティーの雰囲気を盛り上げ、特別な空間を演出してくれます。
まさにパーティーやお祝いの場に最適のワインといえるでしょう。
シャンパンとの違い
スパークリングワインとシャンパンは混同されがちですが、シャンパンはスパークリングワインの仲間に含まれます。
シャンパンもスパークリングワインと同じ発泡性のワインに含まれます。
フランスのシャンパーニュ地方で造られ、フランスのワインの法律(AOC法:原産地呼称管理法)で定められた条件をすべて満たしたものだけがシャンパンと名乗ることが可能です。
また、スパークリングワインには様々な製法があるのに対して、シャンパンは瓶内二次発酵と呼ばれる伝統的な製法で造られます。
発音は、シャンパンとは日本独自の呼び名であり、英語圏ではシャンペン、ワイン業界ではフランス語圏でのシャンパーニュという呼び名が使われます。
スパークリングワインの選び方

スパークリングワインを選ぶポイントはたくさんありますが、大きく分けて製法や色、産地で選ぶとよいでしょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
製法で選ぶ
スパークリングワインの主な製法には以下の3種類があり、それぞれできるワイン風味が異なります。
スパークリングワインの代表的な製法3つと選ぶポイントを以下にまとめたので、それぞれ詳しく紹介します。
| 製法 | 特徴 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| トラディショナル方式 (瓶内二次発酵製法) | ・一度目の発酵はタンクや樽で行い、瓶詰めした後二度目の発酵瓶内で行う製法 ・製造に手間と時間がかかる ・他の製法よりもコスト高 | ・熟成期間が長い方が、より複雑で奥深い味わいになる ・熟成期間が長いほど価格も高くなる |
| シャルマ方式 (密閉タンク方式) | ・大きな密閉タンクを使って二次発酵させる製法 ・大量生産できるためリーズナブルな価格帯が多い | ・品種による香りと味わいの違いを楽しめる ・リーズナブルな価格帯が多い ・気軽にスパークリングワインを楽しみたい人におすすめ |
| トランスファー方式 | ・二次発酵が終わったワインを加圧したタンクに入れ、澱(おり)を取り除いて造る製法 ・きめ細やかで滑らかな口当たり | ・フレッシュでフルーティーな味わいのものが多く、香りがより華やか ・数千円から数万円のものまで幅広い価格帯がある |
これらの製法は、どれが優れているというわけではなく、それぞれ特徴が異なるため、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
赤・白・ロゼで選ぶ
スパークリングワインは、赤・白・ロゼと様々あるため、色でスパークリングワインを選んでみるのもよいでしょう。
特別な雰囲気を演出したい時には赤、ランチやパーティーで食卓を華やかにしたい時には白のスパークリングワインがおすすめです。
また、ホームパーティーやピクニックなどのシーンではロゼなどを選ぶとよいでしょう。
さらに、華やかな気分になりたいときはロゼ、リラックスしたいときは白など、気分によって選んでみてはいかかでしょうか。
産地で選ぶ
産地でスパークリングワインを選ぶのもおすすめです。
スパークリングワインは、世界中で生産されていますが、中でも有名な産地はフランス、イタリア、スペインです。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
| 主な産地 | 特徴 | 代表的な銘柄 |
|---|---|---|
| フランス | 繊細な泡立ち、柑橘類や白い花の香り、トーストやブリオッシュのニュアンス、複雑でエレガントな味わで長期熟成に向いている | ブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワール、クレマンなど |
| イタリア | フレッシュでフルーティーな味わい、花や柑橘類の香り。フランチャコルタは複雑でエレガントな味わい、シャンパーニュと比較して果実味が豊か | アスティ スプマンテ、フランチャコルタ ブリュット、プロセッコ ブリュットなど |
| スペイン | フレッシュで飲みやすい味わい、柑橘類や白いフルーツの香りと穏やかな酸味があり、長期熟成に向いているものもある | フレシャット カヴァ ブリュット レゼルバ、トレ・オリア ミケタ ブルット、セグラビダス カヴァ ブリュット レゼルバなど |
料理に合わせて選ぶ
スパークリングワインは、炭酸が料理との味わいのバランスをとるため、肉料理とも魚料理とも相性抜群です。
例えば、イタリアで造られているスパークリングワインのプロセッコは爽やかでフルーティーな味わいが特徴です。
生ハムの塩気とも相性抜群で、イチゴなどの甘酸っぱいフルーツや、アボカドのクリーミーな味わいとよく合います。
また、スペインで造られている「カヴァ」は白身魚のカルパッチョ、エビのアヒージョ、豚肉のローストなどにおすすめです。
まとめ:スパークリングワインは飲むシーンや産地、味で選ぼう
スパークリングワインは、その爽快な泡立ちと豊かな風味で食前酒、メインディッシュ、デザートなど、様々なシーンで楽しむことができ、幅広い世代に親しまれています。
スパークリングワイン選びで迷わないためには、まずはどのようなシーンで飲むのかを思い浮かべてみましょう。
フランス産やスペイン産などの自分好みの産地や味を覚えておき、料理に合わせて選ぶのも
スパークリングワインを選ぶコツです。
ぜひ自分好みのスパークリングワインを見つけて、素敵なひとときをお過ごしください。
参考文献
https://melone.co.jp/franciacorta/how-to-pick-sparkling-wine.html
https://www.cavederelax.com/blogs/column/sparklingwine
https://heim.jp/magazine/8207764#header-2
https://www.suntory.co.jp/wine/recipe/category/sparkling.html
https://wine-link.net/recipe/wine_type?wine_type=sparkling